「匿名で安心」のはずが…ほしい物リストで“バレる情報”の正体とは?

「匿名で安心」のはずが…ほしい物リストでバレる情報の正体とは? SNS運用・フォロワー戦略

「匿名で受け取れるなら、ほしい物リストでよくない?」

──その“思い込み”、もしかすると危ないかもしれません。

Vライバーとして活動している方の中には、住所や本名を知られずにプレゼントを受け取れる手段として、Amazonのほしい物リストを使っている人も多いと思います。

確かに便利な仕組みではありますが、「匿名=完全に情報が守られる」とは限りません。 今回は、ほしい物リストに潜む“知らずに漏れているかもしれない情報”について解説します。


実は見えている?市区町村レベルの住所

匿名配送を使ったはずなのに、送り主にはこんな情報が伝わることがあります:

  • 送り先の都道府県と市区町村
  • 一部のリスト設定では番地の一部も含まれるケース
  • 配送業者の伝票に記載された内容から類推されるヒント

例えば、「〇〇市に住んでるっぽい」といった情報を元に、SNSの過去投稿や配信内での何気ない一言から、具体的な地域まで特定されてしまった例も。


設定ミスで“本名バレ”の危険も

さらに注意が必要なのが、ほしい物リストの設定を誤ると、宛名に本名が表示されてしまうという点です。

とくにリスト作成時に「アカウント名」ではなく「配送先アドレスの登録名」を使ってしまった場合、 Amazon側で自動的に氏名が宛名に反映されるケースがあります。

それが伝票や梱包ラベルに記載されれば、送り主の手元に届くのは“あなたの名前入りの荷物”。

たった1回の設定ミスが、匿名活動の土台を崩してしまうこともあるのです。


実際にあった“バレ”の話

  • 「ほしい物リストで届いたプレゼントに“〇〇市”の記載。SNSの情報と照らし合わせて特定された」
  • 「設定を見落としていて、本名のフルネームが宛名になっていた。気づいたのは届いたあとだった」
  • 「送り主にとって“匿名”でも、配送業者がラベルで情報を露出させていた」

このように、意図せずして情報が露出するリスクは、決して珍しいものではありません。

また、実際にとある方法で筆者自身のほしい物リストから配送先を確認した様子。
プライバシー保護を十分かけて表示していますが、居住している都道府県が表示されています。
東京23区ではこれだけの表示ですが、地域によっては市区町村まで表示されるようになっています

筆者の設定した架空の住所。
プライバシー設定をしているが、東京都に住んでいるFlyuu 太郎であることがバレている。

ここからさらに設定を誤ると、同様の方法で、

  • 実際の住所
  • 本名
  • 電話番号
  • (配送指示等があれば)生活のパターン

などもわかってしまいます。


匿名性が命の活動だからこそ、“仕組み”を見直そう

Vライバーにとって、匿名性は活動の基盤でもあります。 だからこそ、“匿名っぽい仕組み”ではなく、 本当に匿名を守れる仕組みを選ぶことが大切です。

「なんとなく便利そう」で選んだ手段が、いつか後悔に変わってしまわないように。

👉 「ほしい物リスト」で大丈夫?匿名Vライバーに迫る“気づかない不便”
こちらの記事には、更なるリスクについてご案内しています。
Vライバーの方はぜひ一度ご覧ください。

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