インターネットで出会った友達、いわゆる“SNS友達”や”ネッ友”。 いつも励ましてくれる、夜中に語り合ってくれる、大切な存在になっていく──。 そんな相手に「ちょっとした贈り物を届けたい」と思ったこと、ありませんか?
でも「住所聞くのはちょっと重いかも…」「そもそも本名も知らないし」そんな気持ち、すごくわかります。 実際、“配送の壁”があって諦める人も多いのが現状です。
この記事では、「ネッ友にプレゼントを贈りたいけど、住所を知られたくない/聞きたくない」という人向けに、安全かつスマートな方法をまとめました。
1. 営業所留め
ヤマト運輸や郵便局などで利用可能なサービスで、
簡単に言えば、自宅ではなく最寄りの営業所・郵便局で荷物を保管してもらう方法です。
使い方は簡単で、
送り主が届け先住所を、受け取り主の最寄りの営業所に書き換えるだけ。
ただし、受け取りの際には
- 伝票番号が確認できること
- 本人確認できる書類
また、伝票に記載された氏名と同じ宛名(読み仮名まで!)一致していることが確認できる必要があります。
ですので、仮名や芸名では原則受け取ることはできず、本名が必要になります。
メリット:
- 受け取り先の住所を配送伝票に書かなくてよい=受け取る側は、細かい個人情報まで話さなくて良い。
特に住所などを全部晒さずに受け取ることができるのは嬉しいポイントです。 - 自宅に直接届けたくない人にとって受け取りやすい
受け取り先として、職場の近くや営業所等を伝えることでトラブルを最低限防ぐこともできます。 - 受け取る時間を気にせず使える
実は一番大きなメリットで、再配達や、日時指定の手間なく好きな時に行って受け取ることができます。
忙しい現代人にはありがたいかも。
デメリット:
- 相手の住んでいる地域(市区町村レベル)は把握しないと指定できない
過去には、ライブ配信者が指定した営業所で出待ちをされ、住所が特定される事件もありました。
女性や家族がいる方の場合はリスクが大きいのでお勧めできません。 - 本名・電話番号が必要なことが多く、完全な匿名性は難しい
特に、本名を出すことに抵抗のある方は受け取りの際に本人確認が必要なため実質的に使えません。
向いているケース: ある程度お互いの情報を知っている関係性/相手が営業所まで受け取りに行ける場合
後者は地味〜に大切なポイントかも。
お互い大都市圏などであれば、せいぜい車で10分しない程度の場所に営業所があることが大半ですが、
例えば山間部などでは、車でも1時間かかる場所が最寄りの営業所というケースもあります。
ある程度住んでる場所なども知っている、比較的近い関係の場合は実際結構便利で、追加料金もいらないためお勧め!!
2. Amazonほしい物リスト
これもよく話題になる方法ですが、実は完全な匿名ではありません。
- 設定をミスると住所(市区町村レベル)や名前が表示されてしまう
- お届け先名に「〇〇様方」などと書かれるため、勘の良い人にはバレる
- 相手に「リスト作って」とお願いするのが、ややハードルが高い
- Amazonで販売されている物しか贈れない(手作りのものや非売品はNG)
- 今、手元にある物を贈ることができない
“ほしい物リスト”という文化は強いですが、「匿名での贈り物」や「自由なプレゼント」には向いていないのが現実です。
3. 本当に安心できるのは「匿名転送サービス」
そこでおすすめなのが、双方の個人情報を出さずにプレゼントが贈れる匿名転送サービス。
たとえば:C×Pass(コネクトパス)
- 送り主は、名前・住所を知られずに配送できる
- 受け取り側も、本名・住所を公開せずに受け取れる
- 運営が間に入り、怪しい荷物をチェックしてから転送
ネッ友に「これ使ってるから、何かあったらここ経由で送ってね」 そう言えるだけで、相手との信頼感も安心感も段違いです。
関連記事:実録CxPass利用録 | 相互フォロワーと漫画の貸し借りをしてみた。
筆者が実際に使ってみたただのブログです。
使い方等を掲載しました。
4. プレゼントは“気持ち”を形にするもの
ネッ友との関係は、とてもデリケート。
でも、だからこそ「何か届けたい」「ありがとうを伝えたい」と思うのは、すごく自然な感情です。
プレゼントは、モノよりも“気持ち”を伝える手段。 それを、安心・安全に届けられる手段を持っていることが、関係性の支えになります。
今は、匿名でも、優しさを贈れる時代です。
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