Amazonの「ほしい物リスト」は、ファンからのギフトを受け取る手段として便利な一方、設定不足・不用心があると、情報漏洩の元になりかねません。
ここでは、ほしい物リストを安心して運用するための5つのポイントを簡潔に整理します。
1. Amazon上の設定を見直す
「匿名配送」に対応していない商品は、設定を間違うと住所や本名が見えてしまいます。
- 「リストの公開範囲」は「非公開」または「リンクを知っている人のみ」に
- 名前は本名でなく、ハンドルネームなどに
- 「第三者の出品を許可する」をオフ
これらの設定を一つでも誤ると、住所バレのリスクが一気に高まります。
2. 送付先は自宅以外を使う
自宅を直接送付先にするのは、悪意のあるユーザーにとっては「第一歩の特定手段」になります。
以下のような送付先の利用を検討しましょう。
- Amazon Hub ロッカー
- 信頼できる人の住所
- 郵便局留め (こちらは予約等要件あり。)・匿名配送サービスを利用する。
3. 匿名配送対象の商品を選ぶ
住所を完全に隔離するには、匿名配送商品の利用が必須です。
- 「Amazon.co.jpが配送する」商品を優先
- マーケットプレイス商品は匿名配送に対応していない場合が多い
ファン側にも匿名配送が流行ってきていますが、危険性があると知っておきましょう。
4. Amazonアカウントを分ける
個人の買い物と、ほしい物リストを同じアカウントで行うのはリスクが高くなります。
- SNS公開用のアカウントを別に作成
- ユーザー名もニックネームに
5. 事故が起きたときのセーフティネット
必ずしも対策だけで防げるとは限りません。過去にはお届けする配送業者による有名人の住所リークなど、思いもよらないところから個人情報は流出します。
万が一に備えて「これがあれば大丈夫」という漏えい後の対応を用意しておきましょう。
- DMや手紙での嫌がらせ → SNSブロック・通報のガイドラインを整備しておく。事前に弁護士などの相談窓口をさがしておく
- 住所がネットに出回った → 一時的なギフト受付停止+配送先変更、一時的な住まい(ホテル、マンスリー賃貸など)をリストアップしておく。
これだけで、万が一に備えて安心感が手に入ります。
おわりに
ファンからの贈り物は、応援の気持ちそのものです。
だからこそ、贈る側も受け取る側も、安全な仕組みとルールの上でやり取りすることが大切です。
「もっと安心してギフトを受け取りたい」という人は、匿名配送サービスや住所非公開ツールの活用もぜひ検討してみてください。
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