Vライバーとしての活動を始めたばかりの頃、配信の機材や企画には力を入れても、意外と見落とされがちなのが「個人情報の管理」です。
「匿名で活動してるから大丈夫でしょ?」と思っていませんか? 実は、活動初期ほど不用意な発信や設定ミスが多く、ちょっとした隙から住所や本名などの個人情報が漏れてしまうケースが後を絶ちません。
本記事では、駆け出しライバーが安心・安全に活動を続けるために、まずチェックしておくべき“バレないための基本対策”を、実践ベースでまとめました。
✅ チェック1:SNSプロフィールに“本名由来の情報”がないか
- ハンドルネームが本名のもじりになっていないか?
- @ユーザー名が旧SNSのIDや実名系サービスと一致していないか?
- フォローリストや相互フォロワーに「地元の知人」などが混ざっていないか?
→SNSアカウントを作った直後ほど、本名や過去のつながりと“うっかりリンク”しやすい時期です。
対策:
- 別人格として完全に切り離したアカウントを作成
- @ID、表示名、URLなどに意味を持たせず、“検索にかからない”設計に
✅ チェック2:配信画面やサムネに“生活感”が映り込んでいないか
- 窓の外の風景やカーテンの柄、時計のデザインなど
- 特定店舗のレシート、家電の型番など
- お部屋紹介・開封配信などで「家バレ」する例も多数
→ファンは思った以上に“情報収集スキルが高い”と心得るべし。
対策:
- 配信背景はバーチャル背景や無機質な布を活用
- 実写配信でも「映してよい範囲」を事前に確認&制限
- アーカイブの見直し・編集も忘れずに
✅ チェック3:プレゼントの受け取り手段が整っているか?
- 「とりあえず営業所留めでいいや」と思っていない?
- 本名や住所を使わずに受け取る導線は確保してる?
- ほしい物リストは設定ミスで情報が漏れるリスクも
→特に“人気が出る前の段階”で、先回りして安全な仕組みを作っておくことが重要です。
対策:
- ファンとのギフト導線は、必ず「匿名性」と「安全性」の両方を考慮する
- 安心な選択肢として、匿名転送サービスの活用も視野に
たとえば「CxPass(シーパス)」なら、活動名だけで荷物が届く、スタッフが中身を確認してくれる、など“バレずに受け取れる”環境が整っています。
✅ チェック4:過去の投稿が“身元バレ”のヒントになっていないか
- 昔のアカウントやサブ垢に、現在の活動とつながる痕跡がないか?
- 過去の投稿に「地名」「校名」「行事名」などが含まれていないか?
- 写真のEXIF情報や位置情報が残っていないか?
→“特定班”は過去ログから情報を引き出すのが得意。過去の自分も今の自分を守る意識で。
対策:
- 古いアカウントの非公開化・削除
- 投稿画像のExif削除(スマホ設定やオンラインツールで対応)
- 定期的に「自分の名前」や「画像検索」で検索してみる
✅ チェック5:“オフラインの生活”にも注意が行き届いているか
- コンビニ受け取り・営業所留め時の対応を軽視していないか?
- 実家に送ってもらう/家族が受け取るケースで問題はないか?
- イベント参加・郵便物のやりとり時に気を抜いていないか?
→実際に「家族宛に荷物が届いたことで活動がバレた」という例も。
対策:
- 受け取りの住所や方法は「誰に知られても問題ない」形で整備
- 家族と住んでいる場合、協力体制を整えておく or 受け取りを分離
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▶ 住所バレリスク一覧|フリーライバーが知っておくべき5つの落とし穴
住所バレが起きる代表的なケースや、営業所留めが意外と危険な理由についてはこちらで詳しく解説しています。
おわりに
ライバー活動は、“見えないリスク”の積み重ねでもあります。特に駆け出しの頃は、「まさか自分が」と思っていても、思わぬところから情報が漏れるもの。
だからこそ、最初の段階で「守りの土台」を整えることが、安心して長く続ける秘訣になります。
推される人であり続けるために。“バレない仕組み”を、今すぐ整えていきましょう。
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