推しを応援していたはずが、気づいたらそれが“仕事”になっていた。 本記事では、推し活がいつの間にかキャリアに変わった3つのリアルな成功事例を紹介します。
1. 推しのグッズ紹介がきっかけで企業からPR依頼が!
事例:20代女性・X(旧Twitter)フォロワー1.3万人
元々はK-POPグループのファンで、グッズの開封動画や自作収納アイデアを投稿していたところ、同じようなグッズを扱う雑貨メーカーからDMが。
「もしよければ、うちの収納アイテムも紹介してくれませんか?」
この一件がきっかけで、
- 月1〜2本のPR投稿
- フィード投稿とストーリーの組み合わせ
- 数千円〜数万円の報酬が発生
今では**“推し部屋アカウント”として企業案件が月5件以上**来ているそうです。
2. コンサート遠征の記録が旅行系メディアから注目
事例:30代女性・Instagramフォロワー7,000人
地方在住ながら、推しのライブのために全国を飛び回っていたAさん。遠征の度に、
- ご当地グルメ
- 安くて清潔な宿の選び方
- 空港や会場までのアクセス
を細かくまとめたInstagram投稿が、ある日“旅行系キュレーション(まとめ)メディア”の目に留まりました。
現在はそのメディアの外部ライターとして毎月3本執筆。
趣味と実益が一致したことで、遠征費用の足しにもなり、
「推しのために動いてるだけなのに、お金がもらえるのが不思議」と語っています。
3. 推し活を通じた写真スキルが副業に発展
事例:20代男性・カメラ初心者からの転身
推しアイドルのライブやチェキ会などで「いい写真を残したい」と一眼カメラを購入。
そこから被写体撮影の練習が始まり、次第に写真の構図・編集にのめり込んでいきます。
ある日、撮影したチェキ風ポートレートがバズり、
- フォロワー増加
- 「私も撮って欲しい」というDM
- 気づけば個人撮影の副業として月3〜5件の依頼が来るように
現在では、ポートフォリオサイトも持ち、推しの撮影で身につけた技術でフリーカメラマン活動中です。
4. 推し情報の“まとめ力”が企業SNS運用に転職直結
事例:30代女性・X(旧Twitter)フォロワー5,000人未満
日頃から推しの活動情報やグッズ、イベント開催ニュースをいち早くRTし、リプ欄で「これは公式サイト〇〇にも載ってましたよ」など自然に補足していたBさん。
特に意識せずやっていたが、いつの間にか「あの人のリプ欄を見れば全部わかる」と言われるように。
ある日、とある推し関連メディアの記事をコメント付きでRTしたところ、2万インプレッション超え。
その投稿が目に留まり、記事を発信していたメディア運営者から「SNS運用に協力してもらえませんか?」とDMが届く。
最初はアルバイト契約、現在は週3の業務委託でSNSアカウント運用マネージャーを務めている。
「別に“目立とう”と思ってやってたわけじゃないんです。ただ、自分が整理しておきたかっただけで」
キュレーション(まとめ)力は、日常的な推し活の中でも自然と鍛えられるもの。 “情報を届ける力”が、意外な形で評価された好例です。
「最初から仕事にしようと思っていたわけではない」こと。
好きだからこそ続けられた。それが結果的に、誰かの目に留まり、価値として評価された。
推し活は、単なる消費ではなく、スキルと経験を蓄積するきっかけにもなり得るのです。
次回は「どんな推し活が収益につながりやすいか?」を解説します。
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