インフルエンサーのためのSTP分析|バズをテンプレ化?今すぐ使えるマーケティングフレームワーク
SNSをなんとなく運用していて、
- 投稿の方向性が定まらない
- フォロワーが増えても定着しない
- 伸びたり伸びなかったりバラつきがある
そんな悩みを感じたことはありませんか?
この記事では、**マーケティングの基本「STP分析」**を、インフルエンサー向けに超かんたんに噛み砕いて解説します。実際のInstagram運用に落とし込めるテンプレートつきです。
STP分析ってなに?
マーケティングでよく使われる「STP」は、次の3つの頭文字です。
- S:セグメンテーション(Segmentation)
→ 「どんな人たちがいるか」を分けて考える - T:ターゲティング(Targeting)
→ 「その中の誰に届けるか」を決める - P:ポジショニング(Positioning)
→ 「その人たちに、自分はどう見せるか」を決める
これをSNSに当てはめると、「誰に向けて」「どんなキャラ・役割で」「何を届けるか」が明確になるというわけです。
STP分析をInstagramに当てはめてみよう
1. セグメンテーション:まずは“分けて”考える
例: あなたが美容アカウントをしているとします。 「美容に関心がある人」といっても、実際はこんな層に分かれます:
- 学生でプチプラ命!コスパ重視層
- 20代社会人でトレンド大好き層
- 肌荒れが気になる敏感肌ケア層
- 韓国コスメに特化してる層
ここで「全部にウケようとしない」ことが重要。
2. ターゲティング:1人に絞って届ける
例えば「トレンドに敏感な20代女性」をメインに設定したとしましょう。 その人が好きそうなブランド、価格帯、話し方、デザインなどを意識します。
→ 投稿トーンも「#見てこれ買った」「トレンドでバズってるやつ正直レビュー」など、口語で共感されやすく。
3. ポジショニング:「この人、こういう人なんだ」と思わせる
上のターゲットに対して、あなたはどう見せたい?
例:
- 「バズってるけど正直レビューしてくれる人」
- 「PRじゃないのに、むしろ信頼できる人」
- 「全部試してくれる先行型」
こう決めておくと、投稿内容やハッシュタグ、プロフィールの書き方がブレなくなります。
STP分析をテンプレにしてみよう(例)
【セグメンテーション】
→ 美容好き/20代前半/Instagramで情報収集/プチプラコスメユーザー
【ターゲティング】
→ 毎月新作を試したくなるOLさん
【ポジショニング】
→ SNSでしか知れないトレンド速報を1日1回紹介する人
このテンプレをプロフィール設計・投稿テーマ・ストーリーズ設計に落とし込んでみてください。
最後に:STP分析は“発信の軸”をつくる
バズるかバズらないか、数字に振り回されがちなSNS運用。 でも、最初に「誰に何をどう見せるか」の“軸”を決めておくだけで、投稿のブレが減り、フォロワーにも「何者か」が伝わりやすくなります。
STP分析、いまから使ってみましょう。
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